Swing from Japan. We are playing good old-time hot string jazz music. Last update : 20th November 2024, 10:04
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Yellow Django Revivalのメンバーがステージで使う楽器を紹介します。
長谷川が使ったこのギターは2005年秋にセカンドギターとして購入した物ですが、現在は信州の方に譲って手元にはありません。
GITANEブランドのセルマー・マカフェリ・レプリカ・シリーズはSAGA Musical Instruments社がリリースしており、日本ではHOSCO社が販売しています。(HOSCO社の前身がサガジャパンであったことは有名です。)このDG-255の日本での定価は126000円で実売90000円ほどで売られていますが、アメリカでの実売が$645ほどなので、国内での割高感は否めません。
聞く所によると、GITANEブランドのギターは、アメリカで活躍しているロック・ミュージシャンかつジプシースタイルのスーパーギタリストであるJohn Jorgensonのアドバイスで開発しているらしいです。John Jorgensonは本物のセルマーギターを所有していますので、彼のアドバイスで細かい所までオリジナル・セルマーの雰囲気を再現できていますし、製品の品質や肝心のサウンドまで申し分なく、コストパフォーマンスに優れた製品となっていると感じます。ここに掲載したシリアルナンバーの3594のDG-255は、GITANEブランドで出ている他のセルマー・マカフェリのレプリカギターと合わせて3594本目に作られたということでしょう。もしそうなら、セルマー・マカフェリのレプリカが単独メーカーでそんなに出荷されているとは驚きです。
実は、この楽器は購入して1週間もしないうちに大改造されています。まず、表板の分厚いポリウレタン塗装を剥がして、ラッカー塗装にリフィニッシュしました。ペグヘッドのスリットのザグリの形状を変更し、ブリッジも作り替え、テイルピースの飾り板もプラスチック製から縞黒檀製に変更してあります。
改造前のオリジナルな状態で十分な音量と音圧がありましたが、分厚い塗装やブリッジが原因だと思われる音の詰まりが感じられました。しかしながら、これは改造によって解消しましたので、現在は大きな音量と共にメリハリの効いた音質を備え、ヨーロッパやアメリカ製のレプリカを買うのに高いお金を使うことが馬鹿らしくなるくらい、素晴らしい物になっています。中国製ギターおそるべし!
メンバーの小篠、及川両氏もこのギターを所有しており、2015年あたりまでステージで使っていました。