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Yellow Django Revivalのメンバーがステージで使う楽器を紹介します。

Misc Selmer Replica GuitarsUpdate : 2011/07/18 Mon 15:30

2011年7月現在、長谷川Yellow Django Revivalのライブで主に使用しているギターは2005年製Dupont VRBですが、ほんのたまに気分を変えて、他の手持ちのギターを弾くこともあります。

2台のGallatoは、どちらもAngelo Debarreのシグネチャモデルで、かなり昔のアルバムやライブで弾いていました。1939年製のセルマーを解体修理した上寸法を細部まで調査して作り上げたレプリカということです。また、この2台は2009年製で70周年記念限定モデルと言うことになっています。オーバルの方はウォルナットネックと合板のローズウッドボディで、Dホールの方はカーリーメイプルネック、カーリーメイプル合板ボディとなっています。なぜか他社のレプリカよりも1cm近く胴が深いです。楽器の鳴りとしては、Dupont MD-50よりかなり上という感じでしょうか。

Gitane DG-500はGitaneブランドの最初の製品ですが、これは後期型で塗装が艶アリのモデルです。中国製ですが、低音の鳴りや高音のしなやかさ、弾きやすさは侮れません。ショートネックDホールの隠れた銘器だと思います。

Ciganoはアメリカで販売されているGitaneのセカンドブランドです。製造工程を省略し、徹底的にコストパフォーマンスを追求していますが、Gitaneより新しい分、寸法的・構造的な設計はしっかりしています。チープといえばチープな音ですが、ブライトでドライな音は音量もそこそこあります。これからシプシー系ジャズギターを始める人にはお勧めです。

SAGA BM-500についてはコチラをご覧ください。

同じセルマー/マカフェリ・レプリカでもギター個体によって鳴り方が違います。オーバルホールとDホールのサウンドホールの大きさで音の輪郭が変わることは言うまでもありませんが、主にネック材の種類でキャラクターが違うようです。

また、スケール長(14フレットでネックとボディが継がれているか、あるいは12フレットなのか)で音のテンションも変わってきます。昔からDホールはリズムギター向きだと云われていますが、14フレットジョイントのDホールギターはボリュームが普通のオーバルホールのギターよりも大きく、逆にソロ向けなのではないかなと思われます。このあたりは好みですが、Dホール=リズムギターというステレオタイプな考えは間違いだと思っていいでしょう。

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